ギュンター・ユッカー -虐待されし人間
- 会 期
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- 2004年5月22日(土)ー7月4日(日)
- 休 館 日
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- 月曜日(5月3日は開館、5月6日は休館)
- 入 館 料
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- 一般700(500)円、大高生350(250)円、中小生100(80)円
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- ( )内は20 名以上の団体割引
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- 兵庫県内の小中学生はココロンカード、クローバーカード呈示にて無料
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- 4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60 歳以上、土日祝65 歳以上)
ギュンター・ユッカー -現代ドイツ美術を代表するこの芸術家は、戦争で分断された東西ドイツの狭間で揺れ動きながらも、現実や自己と対峙し、精神的なリアリティーを追及する作家です。
ユッカーは1930年、ドイツ北東部のメクレンブルグに生まれ、戦後西側に移住しました。1950年代末から国際舞台で活躍し、60年代には光の効果を作品に取り入れたグループ・ゼロに参加、大量の釘を用いた作品で脚光を浴びました。今回の展覧会は、日本の美術館における初の個展となります。
本展は、ユッカーのこれまでの活動を統括する一種のセルフポートレートとして企画されました。しかしそれは決して作家を過去のものとして歴史化することを意味しません。ユッカーの作品には、過去と未来が渾然一体となって同居し、見るものの心の中でその都度、再生されるからです。人間本来から生み出される、普遍的なリアリティーがそこにあるといってよいでしょう。ベルリンの壁崩壊後の外国人排斥運動で憂いた作品が本展の核に捉えられますが、それは現在世界中で起きている、悲しむべき問題にも通じているのです。
また今回は特別に、当館隣接の重要文化財「旧岡田家住宅」の酒蔵も展示会場の一部となります。西欧と東欧、そして日本。異文化が交差し、共鳴しながら、本展のテーマである「虐待されし人間」が、より重層的なイメージとして立ち上がってくるでしょう。
彼にとってのリアリティー、それは「生きる」ことであり、「生の体験」を感じ取ることです。どうぞユッカーのスケール感あふれる世界をご堪能ください。
関連企画
ギャラリートーク
ユッカー氏来日!作品を前にしてユッカー自らが自作について語られます。
日時:5月22日(土)午後2時~
講師:ギュンター・ユッカー氏(美術家)
*聴講無料、要観覧券
講演会
50年代から美術批評の第一線で活躍し、ユッカーにも早くから着目してきた中原氏が、日本とユッカーについて語ります。
講師:中原佑介氏(美術評論家)
日時:6月19日(土)午後2時~
場所:美術館1F講座室
*聴講無料、要観覧券
- 主 催
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- 伊丹市立美術館、(財)伊丹市文化振興財団