「いのちを考える」-太田三郎と中学生たち-

会  期
2003年8月9日(土)ー9月7日(日)
休 館 日
月曜日
入 館 料
一般500(400)円、大高生250(200)円、中小生無料
( )内は20 名以上の団体割引
兵庫県内の小中学生はココロンカード、クローバーカード呈示にて無料
4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60 歳以上、土日祝65 歳以上)

《Post War54 被爆地蔵》

1999年

 


伊丹市立美術館では一昨年の夏からシリーズ「いのちを考える」をテーマに美術家と市内中学生たちとの共同制作を行っています。現代の若者たちに‘生’の貴さ、‘死’の意味を伝えることの難しい昨今、“諷刺とユーモア”“人間性の回復”を標榜する当館で取り組むべきテーマと位置付けたからです。

一昨年は‘死’を、昨年は‘生’をテーマに美術家を講師に迎えてのワークショップとそれにつながる展覧会を開催、ともに大きな反響を呼びました。本年度は「時間」「自然」「場所」をテーマに全国的に活動している美術家・太田三郎(1950年生まれ)を招き、‘戦争’に焦点をあてます。同時に、隣接する柿衞文庫では日本画家前田美千雄の戦地から銃後の妻へ送った絵手紙が展示されます。あわせてご覧いただくことでシリーズ「いのちを考える」の締めくくりとします。

これまで日本の夏は過去の苦い経験を呼び戻す時でもありました。今日では遠い記憶となりつつあります。この催しを通して若者や子どもたちが、生きることのほんとうの意味を問い、大きく明日をひらくことを心から期待しています。

 

同時開催:常設展II 「メッセージ」(前期)
(常設展のみの入館料:一般200(160)円、大高生150(120)円、中小生100(80)円)

関連企画

対談
太田三郎(美術家)・大河内菊雄(美術評論家・前伊丹市立美術館館長)
日時:2003年8月9日(土)午後4時~5時30分
場所:美術館1F講座室
*聴講無料、要観覧券

 


主  催
伊丹市立美術館、(財)伊丹市文化振興財団

 

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